lemon yellow night


そろそろレモネードが作れる季節が近づいてくる。
去年は、実家のレモンの木にたくさんのレモンがなったので
それをもらってきて、スライスしてはちみつにつけて
暇さえあればレモネードを作った。
ペリエで割るとパチパチはじけるレモネードになる。


小さいころは、寒い冬の夜にホットレモネードをよく作ってもらった。
それを作るのはなぜかお父さんで、
お父さんの大きな手でレモンが絞られて、お湯で割られて
それにはちみつを加えてできあがり。
ホットレモネードの時にしか使われない、
アイボリー色のカップもすごく記憶に残っている。


なぜ急にレモネードを思い出したのかというと
「世界のホットドリンク」という本を読んでいたから。
まるで色んな国の小さな路地にあるカフェにいるみたいな気分。
ドリンクごとに違うカップを眺めるのも楽しい。
私は今、おいしいチャイを淹れられるよう特訓中…。


お父さん、といえば
この間叔母から電話があったから出てみたら
「急用があってchicoのお父さんと連絡取りたいんだけど
 携帯がつながらないのよ。いま何してるか知ってる?」と言っていた。
私もそんなの知らないよー。それより時差考えて!
叔母は私よりも父に近い所にいるのに
遠く離れた日本の私に父の事を聞くなんて、
時々「距離」は、何が近くて何が遠いのか、分からなくなる。